【IT導入補助金2021】不動産業界でもITツール導入に利用増!

IT導入補助金2021を表す画像

緊急事態宣言の指定地域に8道県が追加され、21都道府県に拡大となり、

まん延防止等重点措置の指定地域には4県を加え、12県となりました。

まだまだ、日常生活や社会・経済活動の回復が見えてこない状況です。

不動産業界も売上等に影響を受けていますが、補助金をうまく利用してITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する企業は増えています。

今回はそんな補助金の中でも、ほかの補助金に比べて採択されやすい傾向にある「IT導入補助金」について取り上げています。

 

 

Index

1.IT導入補助金とは?

1-1.IT導入補助金事業スキーム

1-2.対象となる事業者

1-3.補助対象の類型に応じた補助金額・補助率

1-4.補助対象となるITツール

1-5.スケジュール

2.IT導入補助金の申請・手続きフロー

2-1.交付申請の方法

2-2.導入・事業実績報告

2-3.補助金交付

2-4.事業実施効果報告

3.認定ITツール「物件情報の入力・物出し自動化システム」

まとめ

 

 

1.IT導入補助金とは?

IT導入補助金とは、経済産業省が実施している中小企業・小規模事業者向けの制度になります。

新型コロナウイルスの影響で、ITツールを導入する企業や事業者に向けて優先的に支援を講じています。

以前の記事「不動産業界にも対応した、デジタル化・電子化・DXで活用できる補助金・助成金」でもご紹介しましたが、今回はより詳細な内容をお伝えします。

業務の生産性向上や効率化を目的としたITツールを導入した企業に対し、その経費の最大450万円が還元されます。

補助金の対象となるITツールは、ITツール提供事業者の労働生産性に資するもので大まかに3つに分けられています。

 

1-1.IT導入補助金事業スキーム

IT導入補助金事業スキーム

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者において生産性向上に効果のある「ITツール」を導入する企業に対し、導入経費の一部を負担する制度です。

すべてのITツールではなく、事務局に認定を受けたITツール(ソフトウエア、サービス等)の導入経費が補助金の対象となります。

交付申請は事務局に対して補助金を受ける事業者本人が行いますが、ITツール提供事業者が申請のノウハウを用いてサポートをしてくれます。

 

 

1-2.対象となる事業者

中小企業・小規模事業者向けの制度となるため、資本金もしくは従業員数の制限があります。

制限については、下記の表のとおり業種ごとに異なります。

IT導入補助金の中小企業補助対象者

【出典】IT導入補助金2021事業概要https://www.it-hojo.jp/overview/

 

不動産業は、上記の表の「その他の業種」にあたります。

資本金3億円以下か従業員数300人以下のどちらかを満たせば、IT導入補助金の対象企業となります。

 

IT導入補助金の補助対象者(不動産業)

 

 

1-3.補助対象の類型に応じた補助金額・補助率

類型は4種類あり、下記の表のとおりA類型~D類型のいずれかに分類されます。

 

IT導入補助金の補償対象

【出典】IT導入補助金の補償対象 https://www.it-hojo.jp/first-one/

 

導入するツール・サービスの特徴により類型は異なり、それに応じて補助金額の下限~上限額や、補助率も変わってきます。

2019年度に通常枠(A・B類型)で分類され、2020年度より低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)も追加されました。

低感染リスク型ビジネス枠は、新型コロナウイルスによる影響への対策、拡大防止を意図してIT導入を考える事業者のために新設されました。

類型も年度によって変わってきているので、今後も社会環境に応じて、実施要項は変更される可能性があります。

 

1-4.補助対象となるITツール

IT導入補助金は、このITツール(ソフトウエア、サービス等)であれば補助金を出してもよいと事務局から認められた事業者のITツールのみ利用できます。

その認定されたITツール(ソフトウエア、サービス等)は、次の3種の定義に当てはまるものになります。

  • ソフトウェア ※導入は必須

カテゴリー1 単体ソフトウェア

カテゴリー2 連携型ソフトウェア

  • オプション ※導入は任意

カテゴリー3 機能拡張

カテゴリー4 データ連携ツール

カテゴリー5 セキュリティ

  • 役務 ※導入は任意

カテゴリー6 導入コンサルティング

カテゴリー7 導入設定・マニュアル作成・導入研修

カテゴリー8 保守サポート

カテゴリー9 ハードウェアレンタル

 

1-5.スケジュール

2021年度は、1次・2次の締切分は終了しており、3次締切分が9月30日(木)17:00となっています。

交付決定日は10月29日(金)(予定)です。

4次締切分については、締切日は11月中予定、交付決定日は12月中予定と先日掲載されました。

スケジュールは日々更新されていくので、詳細についてはIT導入補助金ホームページのスケジュールをご覧ください。

 

 

 

2.IT導入補助金の申請・手続きフロー

IT導入補助金の申請・手続きのフローは、以下の図の流れとなります。

IT導入補助金の申請・手続きフロー

 

 

2-1 交付申請の方法

①「gBizIDプライム」アカウントの取得

「gBizIDプライム」とは、複数の行政サービスを一つのアカウントにより利用することのできる認証システムです。

IT導入補助金の交付申請時には必須の条件であり、一度取得したことがあれば再取得は不要となります。

申請はgBizIDのホームページより行うことができます。

法人でも個人事業主の場合でも、印鑑登録証明書が必要となります。

また、アカウント取得には1~2週間程度かかるので、お早めに手続きを行ってください。

 

②「SECURITY ACTION」の宣言

「SECURITY ACTION」とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する、中小企業が情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。

IT導入補助金では、「SECURITY ACTION」の一つ星、または二つ星の宣言が必須の条件となります。

「gBizIDプライム」のアカウントと同様に、一度取得しことがあれば再取得は不要となります。

 

ごくごく基本的なセキュリティ対策の自己申告であり、審査もないため取得のハードルは高くありません。

申請は「SECURITY ACTION」のホームページより行えます。

 

③「納税証明書」の取得

税務署で発行された直近分の納税証明書の提出が必要となります。

法人の場合は法人税の納税証明書、個人事業主の場合は所得税の納税証明書と確定申告の控えが必要となります。

具体的な取得方法については、国税庁のホームページよりご確認いただけます。

 

④「履歴事項全部証明書」の取得

法人のお客さまは、法務局で取得した履歴事項全部証明書の提出が必要です。

個人事業主のお客さまは、代表者の「本人の身分証明書」の写しの提出が必要となります。

 

⑤「申請マイページ」の開設

「申請マイページ」とは、ITツール提供事業者が事務局のIT事業者ポータルから招待する、お客さま専用の申請ページです。

いただいたお客さまの必要情報をもとに開設の招待メールがお客さまに送付されるので、そこから「申請マイページ」を開設していただきます。

開設手続き時に、SMSを受信できる携帯電話の番号が必要となります。

※最終提出の際にSMS認証が必要となります。

 

⑥「申請マイページ」へ必要事項の入力

お客さまが、申請マイページに必要事項の入力や提出書類の添付を行います。

 

⑦「計画数値シート」の提出

所定フォーマットの「計画数値シート」を送付しますので、お客さまにご記載いただきます。

いただいた計画数値シートの内容をITツール提供事業者が確認し、登録作業を行います。

 

⑧「交付申請情報」の最終確認、提出

ITツール提供事業者より登録完了の報告を受けたら、お客さまに最終確認、提出を行っていただきます。

 

以上が、交付申請の方法となります。

交付の締切後、約1ヵ月の審査期間を経て、補助金交付の可否が決定いたします。

 

2-2 導入・事業実績報告

補助金の交付が決定したら、サービスのお支払いおよび導入手続きを完了の上、事業実績報告を行います。

報告時には支払いの証憑(振込明細)が必要となります。

 

2-3 補助金交付

支払いの証憑などの書類審査が行われ、不備がなければ事務局より補助金交付決定の連絡がきます。

補助金交付の請求を行うと、指定口座に入金があります。

 

2-4 事業実施効果報告

補助金交付後も、3年度分の事業実施効果報告が必要となります。

事業実施効果報告の詳細情報は公開されていませんが、昨年度は交付申請時に提出した労働生産性等および給与支給額の実績を報告する内容でした。

そのため、おそくら今年度も同様の内容ではないかと推測されます。

 

 

 

3.認定ITツール「物件情報の入力・物出し自動化システム」

ここまで、IT導入補助金についての詳細内容と申請・手続きのフローについて説明させていただきました。

これより以下は、弊社が提供する、事務局に認定されたITツールについて少し触れるのでご興味がある方はお読み進めてください。

 

ラクテック反響倍増くんのシステム

 

賃貸仲介会社さま向け、物件情報の入力・物出しを自動化した「ラクテック反響倍増くん」です。

「ラクテック反響倍増くん」のホームページはこちらよりご確認いただけます。

ホームページから、簡潔に分かりやすくまとめた交付申請のマニュアルも無料でダウンロードできます。

IT導入補助金に少しでもご興味いただけるのであれば、ぜひご覧ください。

 

 

まとめ

IT導入補助金は、業務の生産性向上や効率化を目的としたITツールを導入するのにとても優れた制度です。

ITツール提供事業者が交付申請のサポートを行うことも手間を減らす一助になりますが、他の補助金よりも採択率が高い点が大きな魅力になります。

 

DX化、デジタル化を国として推し進めているため、IT導入補助金は来年度以降も継続して行われる制度だと思います。

(来年度の予算組は通年8月末のため今の段階では、正直まだ何とも言えないですが…)

一度交付申請をすると、次回から手続きは楽になりますし、何よりコスト減・業務効率化につながります。

 

ぜひ自社の未来のため、不動産DXを推し進めるため、IT導入補助金をご検討ください。