不動産業界におけるDXとは?
近年、不動産業界でもDX(デジタル・トランスフォーメーション)を取り入れる企業が増えてきました。
DXを取り入れることで内覧や商談、契約にかかる時間を削減でき、企業としてのコストパフォーマンス性も向上します。
とても便利なDXですが、一部企業では「仕組みがイマイチ分かりづらい・・」、「面倒くさそう・・」などの理由でまだまだ導入できてない企業も見受けられます。
実際にDXを活用するにあたって、DXに対する十分な理解とそのメリットを把握しておく必要があります。
そもそもDXってなに?
不動産業界におけるDXを知る前にまず「DXとは何か?」という根本的な部分を理解する必要があります。
DXとはDigital Transformation=デジタル変革のことで、IT技術の浸透によって企業の活動や日常生活のあらゆる面をより良い方向にすることを目的とした手法です。
企業の業務をDX化することによって、大きく3つの効果が期待できます。
1.生産性の向上(単純作業をスピーディかつヒューマンエラーなくこなせる)
2.競争力の向上(空いた時間でより接客対応などのコア作業に注力できる)
3.コストの削減(無駄に人材コストをかけなくても膨大な業務量に対応できる)
DXの身近な例としては、最近の企業がSNSを使ってマーケティングを行うという「SNSを活用した DX」や、検索エンジンを利用してリスティング広告やSEOなどの手法を使い集客を行う「検索エンジンを活用したDX」などがあります。
今となっては当たり前だと思うことも、DXによってビジネスモデルが変化していることが分かりますね。
不動産DXの事例
不動産業界においてもDXはあらゆる場面で活用されています。
例えばIoTを活用して遠隔から点検、故障を予測したり、住設機器をIoT化して音声でコントロールしたりするようなことが起きています。
また将来的には不動産業界のアナログな壁を、広告配信のプラットフォーム化やIoT管理ソフトを同業他社に提供することで解決していくことが考えられます。
不動産業界でDXツールを導入するメリット
不動産業界でDXツールを導入する主なメリットを3つ紹介します。
1.業務効率化による人件費削減
例えば不動産業界では毎日頻繁に電話対応が行われています。電話を片手にもう片方の手で必死にメモを取るという光景は誰しもが思い浮かぶはずです。
そんな電話対応をしていた従業員も、電話録音してくれるサービスを利用することでメモを取る必要がなくなり時間を効率よく使うことができ、またメモし忘れるなどのヒューマンエラーを防ぐ役割も果たしてくれます。
2.疑似内見により物件への足運びをカット
入居前にお客様と事業者で物件の内見を行い、納得のいく満足感を得ることはお互いにとって大事なことです。
ただ、それは同時にお互いにとって大事な時間を割いてしまう業務となってしまいます。
そんな内見を疑似内見であるVR(ヴァーチャル・リアリティ)内見によって完了させることにより、お客様及び、事業者にとっても時間を短縮することができます。
またVRであれば写真で見るよりも細かな内見まで確認できるので、お互いに満足のいく結果が得られるはずです。
3.膨大なデータを管理できる
クラウドを用いたデータの管理を行うことで、これまでの蓄積された「公示地価」「基準地価」「路線価」「築年数」「最寄駅からの距離、徒歩時間」など数多くのデータをクラウド上で管理することができます。
またそれまでに得た営業情報などのノウハウを基にして、さらなる社員の教養の糧にすることも可能です。
以上記載したように、DXツールを導入することで業務を効率化することができれば、さらなるビジネスチャンスをつかめる機会も増やすことができます。
不動産業界でのDXツール活用事例
DXツールは現在たくさんありますが、不動産業界特化となると限定的となります。
ここでは、不動産業界に強いDXツールの中から3社をご紹介します。
賃貸管理向け 管理定型業務を自動化
多数の業務を自動化した、賃貸管理データベースソフト 「賃貸名人」
【会社名】株式会社ダンゴネット
【サービス名】賃貸名人
【料金】6,000円~/月額(税抜)
https://www.dangonet.co.jp/lp/chintai_meijin/
「賃貸名人」は、非効率なアナログ業務をデータ管理で解消!
賃貸管理業務に必要な機能が全部入っている賃貸管理データベースソフトです。
その中でも、最も手間のかかると言われている家賃管理を合理的にしたファームバンキングが人気No.1の機能となっています。
主な機能
・画像やエクセルデータ等の電子ファイルも紐づいた物件情報管理
・更新者リストのアラート表示機能
・金融機関と連動した入金管理
お客様専用コールセンターが賃貸管理システムの操作面を徹底的にサポートするので安心!
保守サポートサービスに加入されているお客様はソフトのアップデートや大幅リニューアルの際も無償でバージョンアップする事ができます。
更に、ソフトの買いなおしがない点が他社様と異なるポイントとなります。
https://www.dangonet.co.jp/qa_dl/
賃貸管理向け 募集から契約までの業務を自動化
空室物件の募集、申込、契約までの手続きが一元管理できるWebシステム「GoWeb!」
【会社名】株式会社プロラボテック
【サービス名】GoWeb!
【料金】30,000円~/月額(税抜)※管理戸数により異なります
「GoWeb!」は、不動産管理会社向けの募集支援・業務改善システムです。
賃貸業界を知り尽くした管理会社のノウハウを提供していただいたシステムのため、細部まで現場の声を反映されています。まさに「かゆいところに手が届く」サービスとなっています。
保証会社、火災保険会社などの申込書の二重入力や記入が不要になり、紹介しやすくなったと好評いただいています。
主な機能
・各種ポータルサイトに自動出稿、更新
・申込書のペーパーレス化、保証会社・火災保険会社との連携
・重要事項説明書や賃貸借契約書のダウンロード
システムを利用する仲介会社からも好評をいただいており、 提供数を増やしています!
賃貸仲介向け 物件情報収集・選定・入力の自動化
物だしから単純なデータ入力作業までを1クリックでできる「反響倍増くん」
【会社名】株式会社Re-Tech Raas
【サービス名】ラクテック反響倍増くん
【料金】29,800円/月額(税抜)
https://www.retechraas.com/hankyobaizokun/
「反響倍増くん」は、賃貸仲介会社向けの入力業務全般を効率化させたRPAツールです。
商圏にある新着物件を、反響倍増くん上に自動で一覧表示いたします。
1クリックで現在利用しているコンバートシステムに投稿することができる業界初のサービスです。導入もスムーズにできるため、導入したその日から誰でも使うことができます。
主な機能
・物件情報の自動入力
・新着物件の自動取得
・反響予測機能
今なら新機能追加を記念して2週間の無料トライアルを実施していますので、ぜひお試しください。
DXツールを用いて不動産業界のDX化を推進しよう
IT化がほかの業界に比べてそれほど浸透していない不動産業界には、DXツールで自動化できる作業がたくさんあることは言わずもがなだと思います。
そのため、DXツールによる効果は絶大だと思われるので、ぜひ一日でも早く導入して業務効率化を図ってください。
ただ、社内にシステム担当者が少ない企業がDXツールを導入する場合は、CS(カスタマーサポート)が充実しているDXツールを選ぶと安心できます。
導入時には一から丁寧なレクチャーも当然必要となります。
DXツールは導入したら終わりでなく、運用後もトラブルや不具合が発生するケースが多くあります。
導入後も迅速に対応してくれるサポート体制か確認しておくことも重要です。
今回ご紹介したDXツール3社は導入時・運用時のCS(カスタマーサポート)が充実しているので、一度話を聞いてみるだけでもいいかもしれません。
気になる会社がございましたら、ぜひ下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。