近年BPOサービスを聞くことが多くなってきておりませんか?
今回はBPOによるメリット・デメリットについて解説できればと思います。
【BPOとは】
そもそもBPOとは、(Business Process Outsourcing、ビジネスプロセスアウトソーシング)の略で、紙媒体から転記作業やエクセルシートへの転記などのノンコア業務や、自社には運用ノウハウがない業務を、継続的に外部の事業者に委託することを指します。
活用することで自社よりも専門性を有する外部企業によるBPOを活用することで、企業は、経営資源の営業活動への集中やコスト削減、固定費の変動費化のみならず、より優れた業務品質を実現し、顧客への提供価値を高めることが可能となります。
BPOが注目されている理由のひとつとして、「企業の人材不足や時間外労働の問題」が挙げられます。
人材不足の状態では、従業員ひとりあたりの仕事量が増加します。
多忙によって業務の質が低下すること。残業が増え体調を崩すなど、結果として利益の減少にもつながる可能性があります。
この問題を解決するためには人材の確保が必要不可欠ですが、少子高齢化による労働力人口の減少により、なかなか満足のいく採用が難しいのが現状です。
このため、既存の従業員だけで更なる利益を追求するという、組織全体の疲弊を招く状態になっている企業が多くあります。
そこで役立つのが、BPOです。
例えば利益に直結しないノンコア業務を、外部の事業者に委託すれば、既存の従業員を主力(コア)業務に集中させることが可能になります。
【BPOのメリット・デメリット】
BPOサービスにも、メリット・デメリットはございますので解説したいと思います。
メリット
1、経営資源の集中による競争力の強化
経営をしていく上で経理や人事をはじめとしたコア事業でない間接業務にも社内の貴重な人材や経営資源を分散して割り当てる必要があります。それらを外部に委託して切り出すことで、それらの業務プロセスの運用、管理、設計、トラブルの対応といったことから自社のマネージメントを切り離すことができるようになります。
経営資源をコア事業に集中し、より競争力を高めることができるようになるのです。
2、業務の効率化
業務の改善には時間をかけて積み上げたノウハウが必要です。経営努力で改善をしていくことは可能ですが、時間がかかるうえに、間接部門には改善のための資源を避けないのが現状です。非効率のまま運用を続けていることはよくあることです。
3、コスト削減
業務の効率化をすすめていくことでコストの削減につながっていきます。
またBPO事業者は多くの顧客企業から同様の業務を請け負うことになるため、スケールメリットも出てきます。業務の効率化とスケールメリットにより、自社で運用するよりもコストダウンすることができるようになります。
また、人員や倉庫、システムを自社で抱えることによって発生する固定費を委託費用として変動費化することが可能となります。
デメリット
1.ノウハウが蓄積できない
BPOはある意味丸投げしてしまえるということですので、自社内にノウハウは貯まらない可能性があります。そのデメリットをカバーするためにはBPO業者と関係性を築き、進捗の把握などの情報収集を行っておくこと。そして、BPOを導入している部門に詳しい人材にそれを行ってもらうことが重要です。
2.情報漏えいリスク
BPO導入の部門にもよりますが、外部の企業を使っている場合情報漏えいのリスクは避けられない場合もあります。情報管理に関する認証を取得している企業と取引を行う、情報管理の状態を定期的に確認するなど依頼をする前にしっかりチェックを行っておきましょう。実際に情報漏えいした場合の対策についても話し合っておくべきです。
BPOについて解説をしてみました。
このような便利なサービスに対して調べたところかなり多くの会社様が
サービス展開しております。
大事なコスト部分でも人件費より高い会社が多いのが現状です。。。
多くある会社の中から選ぶのはとても時間もかかるし非効率的だと思います。